大学3年生のユウジ君は、1ヵ月前に付き合い始めた彼女と先週に初めてセックスをしました。しかし、その後にどうもペニスの様子が変なのです。
「なんか、昨日くらいから亀頭あたりが痛がゆい感じがするんだけど、もしかして性病になったのかな?でも、彼女としかセックスはしてないし、彼女は処女だって言ってたから、そんな病気を持ってるワケないもん」
「きっと、この痛がゆいのも、そのままにしておけばすぐに治るだろうから、別に病院とかは行かなくても、まぁいいかな」
ユウジ君は病院に行かないという判断をしましたが、これは大きな間違いです。
たしかに、性感染症は初期段階では症状が軽いことや、無症状なことが多いのですが、そのままにしておいても治ることはありません。
それどころか、病気のウィルスは見えないところで徐々に広がっていくため、症状が出るころには前立腺炎や膀胱炎(ぼうこうえん)のようなひどい状態になってしまうんですね。
また、女性の場合は、性病が原因で子宮関連の病気を引き起こすケースが多いため、子宮頚がんや不妊症につながることもあります。
「でも、感染したかもしれないと考えても、何をすれば良いかが分からないし、病院の何科に行けば良いかが分からないから、しょうがないじゃん!」
たしかに、性病かもしれないと思ったときに、どうすれば良いかは、親御さんから言いづらいことですし、学校でもなかなか教えてくれませんからね。ですから、病気かもしれないと感じても放置するケースが少なくないのでしょう。
しかし、先ほども書いたように放置をすると、後々にとんでもないことになりますから、絶対にいけません。
そこで、以下には性病に感染したかもしれないと思った時に、どうすれば良いのか4つのステップに分けてをご紹介します。もし、あなたが「ひょっとしたら、性感染症かもしれない」と感じているなら、次のの4つのステップを参考にしてくださいね。
ステップ1.ここ1年以内にしたことを振り返る
性感染症の潜伏期間は、HIVを除いてそのほとんどが数週間から数ヶ月程度です。
ですので、ここ1年以内に恋人やパートナーとセックスやオーラルセックス(フェラチオ、クンニ)、ディープキスをしたかを思い出してください。
もし、それらのことをしていたとしたら、感染の可能性が高いですので、次のステップ2を確認しましょう。
それらのどの行為もしていない場合、感染の可能性があるのは、『トリコモナス感染症』です。
『トリコモナス感染症』については、次のページで詳しく解説していますので、その症状にあてはまるかを確認して、もしあてはまる場合は、女性は婦人科へ、男性は泌尿器科へ行きましょう。
参考記事:トリコモナス感染症のことがよくわかる【症状と感染経路】
ステップ2.症状を確認する
症状を確認して性器やその周辺に水ぼうそうやイボが出来ているなら、性器ヘルペスや尖圭コンジローマの可能性があります。
それらの症状が出ているのなら、すぐに病院へ行くようにしてください。
参考記事
1.尖圭コンジローマのことがよくわかる【症状と感染経路】
また、アソコのかゆみや少しの痛み、尿をするときに痛い、あるいはまったく症状が出ていない場合には、どの病気に感染しているかを判断するのが難しいため、検査で何の病気に感染しているかを確認する必要があります。
ステップ3.検査をする
どの性感染症に感染しているのか、あるいは感染していないのかをチェックするために、検査をしてください。検査は病院でも可能ですし、検査キットを使えば自宅でも検査をすることが可能です。
なお検査キットについてですが、ディープキスやフェラチオ、クンニリングスをしたことがある方は、以下のようなのどの検査も同時できる次のようなタイプが良いでしょう。
紹介した検査キットは、自社ラボで検査をしているふじメディカル製のため、検査の信頼度も高いです。さらに、検査キットを活用した場合、結果は2日から3日程度の短期間で知ることができるメリットもあります。
■レビュー記事:ふじメディカル性病検査キットの特徴【良い点と悪い点】
ステップ4.治療をする
検査をして、どの性病に感染しているかが分かったら、すぐに治療を開始してください。
何科に通えば良いのかについてですが、性感染症を専門にみてくれる『性病科』の病院があるなら、そちらで診療をしてもらうのが良いでしょう。例えば、上野クリニックのような病院には性病科があります。
もし、性病科が無い場合は、男性なら泌尿器科、女性なら婦人科へ行くようにしましょう。
以上が性病かもしれないと思ったときの行動の手順です。
性感染症は、放置をすれば重い症状となり、治療するのが難しくなりますが、早期発見をすれば数週間だけ、薬を飲めば治るというものがほとんどです。
そのように、早い段階で見つけることができれば、治すのが簡単な病気なのですから、決して放置したりせずに、まずは検査をして、あなたが何の病気に感染しているのかを、まずは確認することが大切ですよ^^
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